護衛艦、なかでもイージス艦の製造原価が比較的分かり易いです。
最近導入で話題の『イージスアショア』システム。これはイージス艦
から船体価格を覗いたものと考えられます。コイツの導入コストが
おおよそ800億円。勿論最低価格ですが…。ここで視点を一気に変えて
みます。実は諸外国のイージス艦はどの国で製造してもドルベースでみる
と納入価格に差がありません。ここが『ミソ』です。1ドル=100円で計算
した時でおよそどの国でも約1000億円でした。これで護衛艦の船体価格
の原価がおよそ200億円である事が見えてきます。実は造船の様な大物の
場合、どの国でも人件費はそれほど変わりません。つまり日本で護衛艦を
建造しても同じく200億円で見積もれる事がわかります。では…過去の
イージス艦の建造価格を調べて見ましょう。すると………。防衛産業では
製造原価に対して3%までの利益計上が可能なので…それ以上の場合は
赤信号が灯ります。見えて来ましたね。(^o^)v 長崎造船で不正経理が
問題になった事が数年前にありましたが………理由はこれが大元です。
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