『じつは、アンテナは使用する電波の波長に合った長さにする必要があるのです。コードレス電話機のアンテナの長さは一波長の約四分の一になっています。また、地デジのダイポール・アンテナは波長の約二分の一、地デジ送信用のループ・アンテナは、ループ長が一波長とほぼ同じです。この値がアンテナの長さの基本です。』
引用元:
『アンテナの仕組み なぜ地デジは魚の骨形でBSは皿形なのか』ページ29 より
著者:小暮裕明/小暮芳江
出版社:講談社 ブルーバックス
ISBN:978-4-06-257871-4
以下、個人の意見です。
上記を踏まえての携帯電話各社の使用する波長はどうでしょうか?
以下のホームページを参考までに。
- http://www.soumu.go.jp/main_content/000385478.pdf
- http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20150526_703689.html
概ね、800Mhzから2Ghzまでに存在しています。
光の速さ:299792458 m/s(≒30万キロメートル毎秒)
上記を周波数で割れば、周波数の『長さ』がでます。
299,792,458 m/s ÷ 800,000,000 hz = 0.3747405725 m
299,792,458 m/s ÷ 2,000,000,000 hz = 0.149896229 m
おおよそ 15cm から 37cm 程度。とても手頃な長さです。
以下の総務省のホームページを見てください。
http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/system/
http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/moni/type/deurasys/deuras_d.htm
電波監視システムDEURASのアンテナが随分と『ちょうど良い長さ』です。
それもそのはずです。遠隔方位測定設備(DEURAS-D)の測定周波数範囲は
25MHz~3GHzです。ここで改めて冒頭の引用について考えて見ましょう。
『アンテナは使用する電波の波長に合った長さ』です。どう見ても特定波長を
狙った『アンテナ長』に見えます。かなり恣意的というかほぼ完全に確信犯です。
恐ろしい世の中です。
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