米国のアホ大統領が「日米安保」に対する不満を述べたとする報道
が目に付く。ところが「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力
及び安全保障条約」(以下、安保条約)をよくよく読むと随分と甘い
表現で実際には「軍事的行動を取らなくても良い」という部分が見え
てくる。以下条文
第五条 各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
前記の武力攻撃及びその結果として執つたすべての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従つて直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執つたときは、終止しなければならない。
引用:外務省資料
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/pdfs/jyoyaku.pdf
よーーーく読むと「共通の危険に対処するように行動する」と記載
されているだけ。実際に軍事作戦を行うとは一言も書いてないねぇ。
つまり米国がウクライナに対して実施してきた軍事物資援助だけの
形でも「行動する」という内容になり実際には防衛義務については
一切の規定がない。加えて言えば「自国の憲法上の規定及び手続に
従つて」という条件付きでもある。よって米国議会が軍事的対応に
反対すれば条約違反にはならない。非常に「アマーイ対応」が許容
されるものでもある。
要するに米国が日本に対して「防衛義務を負う」というのは虚偽
宣伝に過ぎず条約上は抜け道が山程存在する極めていい加減な条約
であり本質的防衛義務は「存在しない」ザル法です。
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